「コードブルーは別格!」医療者から見て本当に面白い医療者ドラマとは

医療系のドラマって、定期的に新しい作品が放送されますよね。

中には医療系のドラマを見て医療職を志す人もいるかもしれません。

僕は救急医療や手術医療に携わる看護師ですが、はっきり言ってリアリティがなくて面白くないものばかり。

医療者側からみて本当に面白いと思う医療ドラマをいくつか紹介したいと思います。

ただ、あくまで僕の個人的な意見や感想ですので、ご了承下さい。

医療者からみて、医療ドラマにはリアリティが感じられない

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医療ドラマって言っても、いろんなジャンルがあります。

最近は、救急医療や災害医療がほとんどです。

救急医療や災害医療って、医療業界でもトレンドなんです。

人口の多い都市部に患者が集まるから、医療者も都市部に集まる。

それに比べて地方では医療者側が手薄になる傾向がある。

救急医療の現場では、このような医療の地域格差によって、様々な問題が起きてます。

ここ最近の一番のトレンドは、やはり災害医療。

日本は災害大国なので、災害によって失われる命を減らすことは、日本全体としての課題です。

トレンディなドラマもそうでないドラマも、医療職である僕から見ると、リアリティがないんです。

最も違和感を感じるのは、医者や看護師が着ている白衣。

「当直明けだー」ってボサボサの髪をかきあげながら、白衣にはシワ一つない

当直明けの白衣なんて、救急医療の現場だったらシワくちゃ。

コンプライアンスの観点からドラマを見る人の気分を害さないような配慮がされてますが、白衣にシワがないのはおかしい。

そんな批判的な目で医療ドラマを見てしまう僕ですが、面白いドラマだってあります。

多くの人が知っているであろう医療ドラマの面白いところと面白くないところを、医療者目線で紹介しようと思います。

コードブルー

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最新の映画も含めて、一番トレンディな医療系ドラマです。

コードブルーはドクターヘリに焦点を当てた、災害医療と救急医療がテーマ。

僕は今まで見てきた中で、コードブルーほどリアリティのあるドラマはないと思ってます。

その理由は、現場での細かな仕草まで再現している点

フライトナース役の比嘉愛未の仕草なんて、現場そのものです。

処置に使う用具を袋から出すとき、片手で袋を破って中身を押し出すところとか。

災害現場では、最小限の人員と材料で最大限の治療をしなければならない。

だから作業も、2つ3つ同時進行なんです。

コードブルーは本当に細かいところまで再現してる。

それと、現場で医療者が感じるようなジレンマも垣間見えたりして、医療者が見てもいろいろと考えさせられるドラマです。

救命病棟24時

救命病棟24時(第2シリーズ)DVD-BOX

コードブルーが始まるまでは、この救命病棟24時が一番面白いドラマでした。

ただ、救命病棟24時って他のどの医療ドラマよりも白衣がキレイなんですよね笑。

救命病棟24時の面白いところは、医療者同士の声の掛け合い

緊急の場合って、たくさんの医療者が怒号のように声を荒げながら処置するんです。

もちろん、どれだけ緊急的な状況であっても、怒号のような声が飛び交いながら処置をすることは、理想的ではありません。

だけど、そうなっちゃうんですよね…。

ドラマの場合はセリフが隠れちゃうからそんなことはしないんですけど、救命病棟24時は医療者同士の声の掛け合いをうまく表現してる。

何より、江口洋介さんって医者の役本当にうまい。

ドクターX

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「私、失敗しないので。」

これ以上つまらない医療ドラマはありません

失敗しないことは当たり前。

失敗する前提でオペしてもらっては困ります。

束縛や群れを嫌い、専門医のライセンスと叩き上げのスキルだけで渡り歩くフリーランス外科医のドラマ。

現実ではありえないことだけでドラマが構成されてる

そもそもリアリティを求めて作られたドラマじゃないので、医療者が見てつまらないのは当たり前だと思います。

専門医って医者なら誰でも取得するライセンス。

それに叩き上げのスキルって、外科医なら誰でも叩き上げです。

孤高の外科医のように思えますが、医療現場では危険極まりない。

現代にブラックジャックはいりません。

手術っていうのは医者一人でやってるわけじゃないですからね。

とは言え、医療に関係ない方から見ると面白いのかもしれませんね。

このドラマを見て医者を志すことだけはやめてほしい。

チーム・バチスタシリーズ

チーム・バチスタの栄光 [DVD]

原作は僕も読みましたが、面白いです。

ドラマも面白かったけど、これは医療ドラマじゃないですね。

完全に医療現場を題材にしたサスペンスです。

医龍

医龍~Team Medical Dragon~ DVD-BOX

医者だけ、もしくは看護師だけにフォーカスするドラマが多い中、医龍は「手術チーム」というチーム医療に焦点をあてたドラマ。

他職種が複雑に補完し合いながら手術をすすめていくとう視点は、すごく面白い。

だけど、手術のシーンは少しも面白くない

心臓の手術をしてるのに、手術室の中は盲腸の手術をするくらいの環境です。

医療者にしか分からないことですが、それくらい手術のシーンには気を使っていない。

ナースのお仕事

ナースのお仕事4 DVD-BOX

看護師になる前に見てたドラマです。

当時はふざけたドラマだなって思ってたけど、看護師になってから思い返して見ると、いいドラマかもしれません。

おっちょこちょいな看護師だけど、患者さんとしっかり向き合う場面が多々あるんですよね。

看護師って患者さんへの思いだけでできる仕事ではないですが、現場ではどうしても業務に追われがち。

看護師にとって何が大事かということを教えてくれる気がします。

まとめ

いくつかの医療ドラマを、看護師としての目線で紹介してみました。

あくまで僕の個人的な思いであり、出演者の方々や演技を批判しているわけではありません。

万人ウケするドラマにしようと思うと、やはりリアリティのあるものは出しづらいんだと思います。

そんな中、やはりコードブルーは別格です。

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